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土佐の高知 〜ぶらり散策〜



高知で一番古い料亭「得月樓」の看板土佐の高知といえば南国土佐を後にして・・・の歌でも有名だし、追手筋の日曜市やはりまや橋、名勝桂浜などを訪れた人も多いと思う。
過去に仕事の関係で高知へ年に5〜6回以上通っていたこともあって市内の様子は大体分かっているつもりだが、ここ6年くらいはご無沙汰しているので、当時ずいぶん通った夜の繁華街の55番街あたりも今ではかなり変化しているかも知れない。

1988年4月に本州と四国を結ぶ瀬戸大橋が開通した後はとても便利になり、我が家から高知市内まで車で2時間足らずで行けるようになった。
それ以前は福山港からフェリーで多度津まで行き、大歩危、小歩危を横目に追い越し禁止度90%以上?の国道32号線を南下していたが、荷物を満載した老兵トラックにでも前方を走られるともう大変!時速30キロ前後で延々と引っ張られる羽目になりストレスが急激に増すとともに眠気という厄介なものもジワジワ・・・。
その結果、1時間45分のフェリーの所要時間と合わせて片道5〜6時間は掛かっていたものだ。


高知へ向かってGO!


       マップをクリックすると高知市内のマップに変わります
クリックしてね!
■久しぶりにまったく予定のないある日曜日の朝、夕べの午前様のせいか目が覚めたのは9時近かった。部屋のカーテンを開けると雲ひとつない青空が睡眠不足の目に眩しい。
天気はいいし風もないから釣りにでも行こうかな・・・と思いながらカミさんの作った雑炊を口に運んでいると、ポケットの携帯がプルルっと振動した。用事がなければ今から何処かへドライブでも・・・?というA氏のお誘いに乗って、朝食もそこそこに急いで家を出た。
集合場所の駐車場へ着くと、すでにA氏と友人が待っていて、どこへ行こうか思案中だと言う。
それじゃあ高知の日曜市なんかはどう?という私の思いつきに賛同してくれた二人と共にA氏の車に乗り込んだ。

福山東インターから山陽自動車道に乗り、倉敷JCTで早島方面に折れて瀬戸中央道へと向かうA氏の車は快適で、高速道に入ると間もなく睡魔が襲ってきた。ウトウトしては目覚めてあたりを見回し・・・を何度も繰り返しているうちに瀬戸大橋のほぼ中間にある与島のパーキングエリアに着いた。
正午に近いからここで昼食を済まそう。ということになりレストランへ入った私たちは、なぜか全員うどん定食を注文した。


【瀬戸大橋について】
瀬戸大橋は1988年に完成した下津井瀬戸大橋以下6つの橋でつながった全長13km(高架橋を含む)ほどの橋で、眼下には美しい瀬戸内の小島が点在し、その間を縫うように大小の船が行き来しているのが見える。

■川之江Jctから高知道へ入ると間もなく片側2車線から片側1車線の対面通行になり道路巾もかなり狭くなってくる。それゆえ長距離トラックの運ちゃんには、すこぶる評判が悪いらしい。…と、以前誰かから聞いたことがある。しかも全長50kmのうち半分がトンネルだから、いわばモグラ高速道?といったところか。
大小合わせて19本あるトンネルの各入口には1〜19までの番号と距離が表示してあるから、初めて利用する方はカウントダウンしながら行くとけっこう眠気覚ましになるかも・・・。
歴史ある料亭「得月樓へ」・・・


重厚なたたずまいの門構えだ門のそばにはメニューが・・・
■高知ICを降りた私たちの車は、はりまや橋交差点を左折して最初の目的地である「得月樓」の駐車場へ着いた。
何の目的かというと、この得月樓でしか手に入らない特上の「酒盗」を買うためだ。

石畳が続く玄関口玄関付近
■ 高知で有名な食べ物は・・・というと、カツオのタタキを筆頭とする皿鉢(さわち)料理、どろめ(生のイワシの稚魚を三杯酢で食す)、酒盗(あまりにも酒に合うために他所から酒を盗んで来てでも食べたくなるというもの)、芋ケンピ、新高梨や文旦、フルーツトマトなど、数え切れない物がある。
そのなかでも私のお気に入りが酒盗だが、一般に出回っているそれには合成保存料が入っていたり保存期間を延ばすためか塩分が多かったりで、全然旨くない。しかし得月樓の酒盗は塩分も薄く保存料なども一切入ってなくて非常に上品な味がして旨いのだ!

夜には下足番が履物を預かってくれる裏庭の一部
■料亭「得月樓」の歴史についてはここでゴチャゴチャ書くよりも店のHPを見て頂ければお分かりだと思うが、宮尾登美子作の小説「陽暉樓」の舞台となったのがここで、門の石畳から玄関あたりのたたずまいは明治時代から続いているという歴史を充分に感じさせてくれる。

1月下旬から3月頃に昼食をかねて訪れると、2階の大広間に赤や白の見事な花を付けた樹齢200年を越える素晴らしい梅の古木が数百本も並べられて無料で開放されている。皆さんもチャンスがあったらぜひ行ってみて欲しい。
【梅の木と花のために広間の暖房を止めてあるので少々寒いかもしれませんが・・・】

裏庭の東側出番を待つ梅の木の群れ
■昼間は静かなたたずまいの得月樓だが、夜の部になると一変する。
過去の話だが、私が得意先の宴会に呼ばれてここでドンちゃん騒ぎをしたのは多分20回は下らないと思うが、当時、私の下手な座敷太鼓に合わせて三味線を弾きながら渋い喉を聞かせてくれた70才過ぎのおばあちゃん(現在も元気でいてくれたらうれしいが・・・)に、一杯飲むかい?とビールを差し出すと、わたしゃ不調法でビールよりもお酒のほうが・・・とか、のたまっていたものだ。
出された浴衣を着せられてほっぺたに口紅で丸を描かれた何とも奇妙な姿で♪ナンとか、カンとか、ね〜こチャッチャ!・・・と踊らされたり、丸めた座布団を幼児に見立てて♪泣くなよしよし、ねんねしな・・・で始まる赤城の子守唄に合わせて座布団(幼児)をあやしたり、果ては漏らしたオシッコを拭くジェスチャー・・・などなど。これを何人かが順番にやって、店の女性陣による判定の結果、ビリになったらコップ一杯のお酒をグイ飲み!と、まぁ〜このあたりで大体日本酒1升近くは胃の中に・・・。
で、直径30cm余りの朱塗りの盆と「べく杯」が出てきたら、もう、矢でも鉄砲でも持ってきゃがれ!

コマとセットになったべく杯←【注】べく杯とは、おかめ、ヒョットコ、鬼、それぞれのお面を形取った陶器の杯のことだが、3種類とも口や鼻の部分に小さな穴が開いているから酒を受ける時には杯を持った手の人差し指か薬指で穴を塞がないとこぼれてしまう。ゆえに、口だけつけて中途で杯を置くことが出来ないから、否応なしに飲み干すことになるわけだ。

■まずは三味線に合わせて♪ベロベロの〜ぉ、神様は〜、しょう〜じぃ〜きぃ〜の神様よ〜、おささ(お酒)の方へとおもむきゃれぇ〜、えぇ、おもむきゃれぇ〜・・・と歌いながら、まずは店の女将さんか一番上座のゲストが朱塗りの盆の上でコマ(6角ゴマにはおかめ、ひょっとこ、鬼の絵がそれぞれ2個ずつ描かれている)の上部をつまんで回し、止まった時点でつまみの部分に指された者がグイとやる訳だが、止まったコマの上面の絵と同じ杯を選ばなくてはならないのだ。で、次からは飲んだ者がコマを回すことになる。
総じてこの遊びは洋画などで目にする、拳銃をテーブル上で回して銃口が指した方から始めるロシアン・ルーレットの高知版、といったところか。

■それ以外にも、箸拳(=ハシケン:お互いが3本の箸を隠し持っての2人ジャンケン)をやったり、外したフスマをブラインド代わりに2人の間に立て掛け、加藤清正・清正の母・トラの三すくみ(@清正は母には弱いがトラは退治できる A母は清正には強いがトラには負ける Bトラは清正には負けるが母には強い)を利用して、せーのードン!でフスマから飛び出てジェスチャー(@清正は槍で突く A母は背を丸めて杖をつく Bトラは両手の平をトラの耳に見立てて頭上にかざす)で勝負をしたり・・・。
と、まぁ〜数え上げればきりがないほどの座敷遊びがあるが、いずれにしても負ければ飲まざるを得ないから、運が悪ければ一晩で2升近い酒を飲むハメになる。
げに恐ろしきは高知の夜!ではある。

[ PS ] 得月樓の男子用トイレ(婦人用は覗いたことがないから不明)には、大小用の便器以外に洗濯が出来るくらいの大きな槽が用意されていますが、何に使うかご存知ですか?
そうです!決してお酒の強くない方のために、気分が悪くなったらいつでもどうぞ!・・・と、口を開けて待ってくれているのです。 ハイ!
「日曜市」と「ひろめ市場」


■得月樓の駐車場を出た私たちは追手筋の日曜市へ向かった。日曜市が開催される日の追手筋は、中央のグリーンベルトの南側道路に市場が並び、北側は車の進入が許されている。
まずは駐車場を探そう。と思い、追手筋を高知城に向かって行き、左にUターンしたところの大橋通りで変なものを発見した。な・なんと人間の宙吊り!?・・・と思いきやビニール製?の等身大の人形だった。ヘェー!インパクト強いな〜と言いながらあたりを見回すと路上駐車の列が・・・
みんなで渡ると怖くない的精神?で、すぐさまその列の仲間入り。

■忠吊り人形の建物には「ひろめ市場」の看板があったので中に入ってみると、すごい数の人たちでムンムンしている。

■マジに何でもあり!という雰囲気で、魚介類やメザシなどの乾物が目に付く。

■所狭しと並べられたクジラの赤身やベーコンを見ると、さすが土佐だな〜と感じる。

■驚いたことに、止まり木付きのショットバーまでがあった。

■カレーの良い匂いがすると思えば、自家製インドカレーの店が・・・

■ひろめ市場を通り抜けると追手筋の日曜市へ出ることが出来る。
下の写真は日曜市で売っていた木彫りのポ○チンだが、隆々としていてとても逞しい。しかし、これを買って帰る人っているのかな〜? で、どこに飾る気なんだろう? ・・・って、要らぬ世話か!

■半日ほどの高知散策だったがとても楽しかった。帰りは同じ道では面白くないということで、善通寺ICで降りて多度津港からフェリーを利用することにした。
このフェリーも10年以上乗っていないから、とても懐かしい思いがした。


やたら懐かしい・・・?

高知城と帰りのフェリーからの福山港の夜景です
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